暗記より対話!応用力を育む米国式“最新教育法”の効果

『子どもの応用力を鍛える
 最新の“問題解決”教育法』についてお届けしたいと思います。

お子さんの成長にも非常に役立つ知識ですので、
是非最後までご覧ください

突然ですが
「アクティブ・ラーニング」という言葉を聞かれたことが
ありますか?

実は教育業界ではかなり注目されている、学習法の1つになります。

どういったものかというと「能動的・主体的」に生徒に考えさせる、

『思考が必要な質問を通して生徒の思考力を育んでいく』
 
という教え方です。

私たちの時代の学校教育は先生が教壇から一方的に話すのを生徒が「聴く」というスタイルでした。

一方で、このアクティブラーニングは、

・応用力
・思考力
・判断力
・表現力

など、子どものメンタルを総合的に鍛える方法として、期待されています。

簡潔に言うと「知識の量を増やす」のではなく「すでに持っている知識で問題を解決する力」

を向上させることができるのです。

“受動的に話を聞いていく”形から

“能動的に問題を解決する”ように

新しいスタイルに変わった、というわけですね。

例えば
「日本人は英語が話せない」とよく言われますがなぜでしょうか?

日本の英語教育は「情報の詰め込み型」のため、
単語などの知識は持っていても

応用力・表現する力が身についていないことが原因と言われています。

単語を半分しか覚えていなくても、

その組み合わせ方を覚えれば、一気に英語力が上がる
可能性も秘めているわけです。

それを解決するのが、自分で考えさせる、アクティブラーニングだ、
というわけですね。

そんなアクティブ・ラーニング、家庭の中でも簡単に
実践することができます。

そこで、ここからは、問題解決力を伸ばす、
2つのステップをご紹介します。

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1:お子さんに説明してもらう
2:一緒に答えを探す
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まずは一つ目の『お子さんに説明してもらう』
についてご説明します。

先ほど英語の話をしましたので欧米の例を考えてみましょう。

欧米では帰宅した時に親御さんから、

「今日は1日どうだった?」と聞くのが習慣です。

聞かれた子どもは

「良かったよ」
「あまりよくなかった」

などから始まって、自分の1日の状況を説明していきます。

人に何かを説明する時に脳はフル回転します

その数値は、受動的に話を聞いているときの刺激よりも、
何倍にもなるそうです。

だからこそ、ここはそのまま真似してみましょう。

例えば、子どもが部活や学校から帰ってきた時に
「今日どんなことがあったの?」
「今日の練習どうだった?」
と聞いてあげると効果的です。

最初は「べつに」とか「普通」という返事が
返ってくるかもしれませんが

続けていると子どもは自分の気持ちや問題を話すようになります。

また、「帰ったら学校であったことを教えてね」

「夕食の時にどんな練習したか教えてね」

と先に伝えておくのも
非常に有効だと思います。

お子さんは

「これをお母さんに言おう」「お父さんにこれを聞こう」

と思いながら、授業や練習をこなすようになっていきます。

そうすると、どうなるか。

考えながらプレーをしたり、勉強をしていく中で、

「ただ、監督に言われた通り、やっておけばいい」

といったような考え方から抜け出すことができるのです。

では、お子さんが自分の考えや問題を話してくれるようになったら、
どうすればいいでしょうか?

『答えを「一緒に」探す』、という2つ目のステップに入りましょう。

お子さんが
「勉強が全然わからない」
「○○くんと喧嘩をした」
「バッティングの調子が悪い」

と問題を打ち明けてくれたら、

『まず、思ったことを一度、飲み込む』

ということをしましょう。

とかく、私たち親は、「じゃあ塾に行こうか」

「~って言って、仲直りしたらどうかな?」

「もっと素振りをしたらいいんじゃない?」

と言いたくなるかもしれません。

しかし、お子さんが問題を打ち明けてくれた時こそ、

アクティブ・ラーニングでレベルアップするチャンスです。

一緒に問題と原因を探すことで、問題解決力を実践で
育むことができるからです。

例えば、
●授業のどの部分が分からないのか。
●どの程度分かっているのか。
●バッティングはいつから調子が悪いのか。
●守備はどうなのか。
●どんな原因が考えられるのか。

などをお子さん主導で推論していくことで

・思考力
・表現力
・応用力

が向上していきます。

もしかすると
少しの調整を加えるだけでスランプを脱出できるかもしれません。

学校の勉強も見方を少し変えるだけで解決策が見えてくるかもしれません。

知識や情報を付け加えなくてもすでに持っているものを
応用して解決する力が身につくのです。

野球以外でも人生のスランプの時その時の状況に適応させて

問題を解決できる大人に成長できるのです。

『最新の教育方法、アクティブ・ラーニング』

について解説しました。

お子さんを受け身にせず、“能動的に物事を考え
問題を解決できる”

そんな子に育てるには、
1:お子さんに説明してもらう
2:一緒に答えを探す
という2つのステップが重要です。

勉強や野球の上達だけでなく、
人間関係を育む力がつく、
非常にオススメの方法です。

是非、今日の内容を
参考にしてくださいね。