【クイックが得意に】フォームを変えずに球威を上げる裏ワザ

本日はセットポジションのコツ”についてですね。

実際にワインドアップと比べ、セットポジションになると、球威が落ちる方も多いようです。

セットで投げることに慣れると、クイックが段々と上手くなります。

そうすると、

□ランナーを背負ってもいつも通りに投げられる
□変化球を使わなくてもタイミングを外す

といったことを、
苦にしないようになります。

なので、ぜひ、このポイントを実践してください。

球速や球威が落とさずに、重要なピッチングのコツはズバリ『体重移動』です。

では、投球フォームを修正すればいいのかというと実はそうではありません。

投げる前の段階である『構え』が最も重要なのです。

具体的にいうと、セットポジションに構えたときに

【軸足に体重がのっていること】これが一番大切です。

体重を軸足にのせることでグッと足に力を入れて、前に踏み出せるのです。

前に出るために軸足に体重を溜める、という考えですね。

そこで、ここからは、

『軸足に体重を乗せるコツ』

についてお伝えしましょう。

『軸足に体重を乗せる』と一言で言われても、
一体どこに乗せれば良いのかわかりづらいかと思います。

そこで、意識して欲しいのが、『軸足の股関節』になります。

股関節を軽く曲げて、そこに体重をかけるのです。

これは股関節から下の膝に関しても同じです。

脚はまっすぐ伸ばさないで、軽く曲げるようにしてください。

膝の内側に曲げるよう意識すると、より股関節に体重がのる感覚を
つかむことが出来るでしょう。

軸足に体重をのせられれば、その分、力強く踏み出せるようになります。

ただし、一つ気を付けて頂きたいことがあります。

それは、
『下半身ばかりを意識して、上半身が崩れないようにする』
ということです。

下半身が前に出ているのに投げる手が遅れて出ることで
前に出せないということです。

クイックで早く投げる分、上半身はいつもより早く動かさなくてはなりません。

両方の手が早く、トップの位置にくるような動きをする必要があるのです。

タイミングとしては、
~~~~~~~~~~~~~
前の足が地面につくときには
トップの位置に構えられている
~~~~~~~~~~~~~

このくらいのタイミングで投げられるようにしてください。

踏み込んだときにトップの形が出来ていれば、上半身が下半身に遅れる、ということはなくなるでしょう。

以上、ここまでお伝えしたポイントを意識して練習をしてみてください。

そうすれば、セットポジションでも球威のあるボールを投げることが
出来るようになるでしょう。

ただし、そうなるためにはやはりセットポジションで投げる機会そのものを増やさなくてはなりません。

苦手なことは、その分多く練習しないと上手にはならないのです。

ピッチングでも練習でも、100球投げるのであればそのうち70球はクイックで投げるようにする。

これを繰り返していけば、自然とワインドアップでもバランスを崩さずに、投げることができますよ。

是非、頑張ってみてください!