【インパクト強化】壊れにくく強靭なリストの作り方

“身体を傷めないスイング練習と強い手首を作るトレーニング”

について解説をしていきたいと思います。

ぜひ、お子さんがケガせず、より強いスイングを得るために、実践してみてくださいね。

私が気を付けているのは、小学生、中学生くらいの年代なら
『なによりも身体を傷めない』
ということになります。

基本的に市販のバットであれば、身体を痛めることはほぼ、ありません。

時々重いバットを使って素振りをしている選手もいますが実はオーバーワークになっている、というケースもあるのです。

その場合、ケガをしやすいのは“手首”や“肘関節”などの部位の繋ぎ目です。
専門用語で言うと、『キネティックチェーン』と言うのですが、

繋がった金属が壊れていくのは、金属同士が擦れる間になる、というのと同じ理屈です。

重いバットでの練習は、弱い筋肉や関節には負荷が強いので、

やりすぎないほうが身体には良いと思います。

日頃からお伝えしている通り、捻じりが加わるバッティングは、
ただのトレーニングとは違います。

たくさんの部位が関わるので、関節への負担などはかなり大きくなるというわけです。

もし重いバットでの素振りを行うとしても、

1回10スイングで週2回、多くて3回程に留めるのが良いでしょう。

また、逆にオススメしたいのは軽いバットでの練習ですね。

負担も軽いですし、スイングスピードを速くするという目的にも
非常に良いと思います。

とはいえ、これではただのアドバイスになってしまいますので

最後にバットを振るのに、有効なトレーニングをお伝えしていきます。

このトレーニングで鍛えるのもやはり“手首”。

『リストカール』というダンベルなどを持って手首を曲げ伸ばしする
独特のトレーニングもありますが、

今回はより実戦に近いトレーニングをお伝えしましょう。

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【バットを使ったリストトレーニング】

1.バットを地面と
  垂直に立てるように持ちます。
2.そこから手首だけの動きで
  前側に倒すように下げます。
3.一番下まで下がったら、
  また元の場所まで
  手首だけで上げます。
4.今度は左側に倒していって、
  地面と平行の位置で止めます。
5.垂直の位置まで戻して
  今度は右側に倒して戻す、
  という動きを行います。
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これをゆっくりと
繰り返しましょう。

10往復では少ないので、15往復~20往復くらいが
ちょうど良いと思います。

もしも、手首で支えられない、ということがあるなら、
軽いバットからはじめれば、全く問題ありません。

最初から反動をつけると、手首を痛める可能性もあるので、
気を付けてくださいね。

慣れてきたら、セット数を増やしていき、

20回3セットが楽々できるようになったら、反動をつけながら行いましょう。

これを繰り返すことで前腕部の筋肉=リストが強くなってきます。

リストが強くなってくると、衝撃をリストで受け止めることで、手首への負担を減らすことができるのです。

例えばタイヤ打ちなども手首を痛める危険性がありますが、
この練習を続けるうちにリストが強くなれば、
負担を大きく減らせるでしょう。

また、当然ではありますが、バッティングですと、
手首を捻ってバットを返す力、

リストターンが強くなるので、
打撃強化に大きく役立ちます。

最初にお伝えした重たいバットでの素振りも、

リストが強くなれば回数を増やしても問題ないので、ぜひ、行ってみてください。

さて、本日の内容をまとめますと、、、

本日は、

“身体を傷めないスイング練習と強い手首を作るトレーニング”
について解説しました。

リスト強化は打撃はもちろん、ピッチャーが変化球を投げるときなどにも有効です。

また、リストは壊れやすく、弱い部位でもありますので、

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【バットを使った
 リストトレーニング】

1.バットを地面と
  垂直に立てるように持ちます。
2.そこから手首だけの動きで
  前側に倒すように下げます。
3.一番下まで下がったら、
  また元の場所まで
  手首だけで上げます。
4.今度は左側に倒していって、
  地面と平行の位置で止めます。
5.垂直の位置まで戻して
  今度は右側に倒して戻す、
  という動きを行います。
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といった練習で、
鍛えてあげてください。

打撃を大きく
強化できるはずですよ。

是非、本日の内容を基に
挑戦してみて下さいね。