球威に負けないインパクトを作る2WAY トレーニングとは?

まだまだ成長途中の野球少年だと、
体格の差で有利不利が
決まってしまう場面が
どうしてもありますよね。

U-18W杯の主将に選ばれた
早実の清宮君のように
少年野球時代から
体格のいい選手もいますが、

中々そういう子ばかりでは
ないと思います。

そこで、本日は、

“体格差に左右されない、
 強打を飛ばすための
 前手と後ろ手の鍛え方”

について解説をして
いきたいと思います。

スイングする時の
バットの前手と後ろ手が
あるかと思いますが、

あなたのお子さんは、
どちらにより力が入っているか
考えたことはあるでしょうか。

前手と後ろ手のバランスは、
好バッティングをする上で
非常に重要になります。

強打者になる上で
知っておいて頂きたい内容と
なっておりますので、
是非ご覧ください。

まず、前手で引っ張る力と
後ろ手で押す力のどちらを
優先して鍛えるべきなのか

自分で探ってみてください。

何故なら、
前手と後ろ手のどちらに
力が強く入っているかは
個人差があるからです。

自分に必要なのが前手なのか
後ろ手なのかを踏まえた上で
バランス良く鍛えましょう。

有効的に強化するために
私がオススメするのは、

◆押す力は腕立て伏せ
◆引く力は斜め懸垂

とそれぞれ分けて
鍛えてあげることです。

最初に、押す力である
『腕立て伏せ』の
やり方についてご紹介します。

腕立て伏せを行う際には
肘を床につけてもいいので、
胸が床につくまで
大きく10回してください。

最初は、
腕の感覚を肩幅よりも広げた
ワイドグリップにして、
ゆっくりで構いません。

綺麗なフォームで
腕立て伏せを行いましょう。

ワイドグリップでの腕立て伏せが
出来るようになったら、
肩幅よりも腕の感覚を狭めて
ナロ―グリップに
挑戦してもいいでしょう。

少しずつ負荷を増やすのであれば、

~~~~~~~~~~~~~~

肩幅よりも広い感覚で
腕をついて、膝つけた姿勢
     ↓
肩幅よりも広い感覚で
腕をついて、膝浮かした姿勢
     ↓
肩幅よりも狭い感覚で
腕をついて、膝つけた姿勢
     ↓
肩幅よりも狭い感覚で
腕をついて、膝浮かした姿勢

~~~~~~~~~~~~~~

の順番で試してみてください。

次に、引く力を鍛える
『斜め懸垂』についてです。

斜め懸垂を行う際には

・逆手にする
・肩幅でグリップする
・バットを絞るように
 脇を締める

この3点を意識してください。

公園や学校の鉄棒などで行うのが
良いのではないでしょうか。

ご家庭で斜め懸垂と同じ効果の
筋トレをするのであれば、
チューブで引っ張る動きを
代用してください。

親御さんが半分に折った
チューブの中央を持ち、
両端をお子さんが引っ張る
だけで十分です。

お子さんが一人で行う場合には
ドアノブに引っ掛けて
引っ張るのでもいいでしょう。

斜め懸垂も回数は
10回がいいですね。

引く動きは押す動きに比べて弱く、
現代日本人の日々の生活で
身に着く力ではありません。

引く力は特に意識して
鍛えてあげることが大切です。

ご紹介した、
◆腕立て伏せ
◆斜め懸垂
はどちらも負荷が強い
トレーニングです。

そのため、
回数を多くこなす
必要はありません。

お子さんがやりやすい形で
正しく10回が出来るように
なることが大切です。

どちらのトレーニングも
10回3セットで行いましょう。

王道ではありますが、
筋肉へ負荷をかけるのに
一番効率的な回数です。

例えば、高い負荷をかけて、
5回こなすのが
精一杯な状態ですと、

●運動時間が短すぎて
 筋肉に刺激がいっていない
ということがあります。

逆にこれがもし、50回くらい
できてしまうのであれば、

●うまく筋肉に刺激が
 与えられていない

となってしまうのです。

筋力をつける時は、

“きつすぎない負荷で
適正な回数をこなす”

ということが重要です。

また、ご紹介した
トレーニングと合わせて
技術練習を行うことも
忘れてはいけません。

ばてない程度の筋トレを
練習前に行うと、
ちょうどいい力が加わることで

『バッティングが
 馴染みやすくなる』

というメリットがあります。

筋肉を刺激して効率良く
練習をしましょう。

さて、本日の内容を
まとめますと、、、

本日は、

“体格差に左右されない、
 強打を飛ばすための
 前手と後ろ手の鍛え方”

について解説しました。

練習前に筋トレをすることで

○バットに力を乗せる
○筋肉を刺激して技術を
 定着させる
とことができます。

今回ご紹介した

◆腕立て伏せ
◆斜め懸垂
を取り入れることで
○前手でバットを引っ張る
○後ろ手でボールを押し出す
この2つの力が身につきます。

あまり筋トレをしなくても、
元から力が強い人も
もちろんいます。

平等ではない体格差を
積極的にトレーニングを行うことで
穴埋めしていきましょう。

強打を打つためには
もちろん技術練習も必要ですので、
バッティング練習の前に
取り入れてみてください。