✫正しいコックで強打を生む!トップで気にするべき3つのコツ

『トップでの正しいコックの作り方と練習法』

について、お伝えしていきましょう。

常日頃から指導をする上で、私はあることを感じています。

それは現在の体格でも、
少しスイングを変えれば、

一気に素晴らしいスイングに
変えることが出来る選手が
非常に多いということです。

「うちの子は野球を
 始めたばかりだから、
 もっと基本が知りたい!」

「基礎から見直して、
 もっと良いスイングが
 できるようになりたい」

という方にも、
おすすめの技術ですので、
ぜひ試してみてください。

さて、まずトップを作る際に、
気を付けてほしい要素は、

『手首のコックを使う』、

ということです。

『コック』とは、
トップでピッチャー側に
傾けた手首を返すことで、

インパクトでのスピードを
一気に上げる技術です。

シーズンが始まりましたので、
テレビで見て頂けると分かりますが、

プロ野球選手のほとんどが
ピッチャー側にバットを倒して、
トップを作っていると思います。

これはコックを使って、
強いスイングを
生み出すためです。

指導者の中には、

「手首を捻らないで、
 真っ直ぐにバットを出せ!」

という方もいるそうですが、
私はこれには反対です。

最初から手首が伸びている状態、
いわゆる『バットが寝ている』と

インパクト時に力が出せずに、
球の勢いに負けてしまい、
バットが弾かれてしまいます。

力が備わっていない、
野球少年こそコックを使って
より強いインパクトを
生む必要があるのです。

実際にコックが上手くできると
手首を返すことで反動がつき、

『インパクトを強くできる』ので

より遠くまでボールを
飛ばせるようになります。

また、リストターンも
自然に出来るようになるので、

『スイングスピードが向上』し、

より球を捉えやすくなるばかりか、
打率アップにもつながるのです。

基本ではありますが、

◆スイングスピードの向上
◆インパクトの強さ

この2つが強くなるので、
使いこなすメリットは
非常に高いでしょう。

さて、それでは、
コックはどのくらいが
ベストなのでしょうか。

それは、、、

右バッターを
身体の正面から見て、

『時計で言う
 1時から2時くらい』、

このくらいの
バットの角度がベストです。

頭の後ろからバットの先が
ピッチャーに向くくらいの
イメージでやると、
ちょうど良いかもしれません。

逆にキャッチャー側に傾いて、
10時~11時くらいになると、
純粋な腕の力に頼るしか
なくなってしまいます。

野球少年の内から、
長打を打つという
醍醐味を捨ててしまうのは、
本当にもったいないので、
ぜひ意識してみてください。

また、トップを作るときに
もう一つ意識してほしいのは、

『トップの位置を
 やや後ろ側にとる』

ということです。

勢いをつけて振り出す分を
最初から引いておく、
というイメージですね。

バットが加速するだけの距離を
作ってあげることができれば、
より強い打撃ができるでしょう。

もちろん脇が
空いてはいけないので、

“上半身全体を捻って
 トップの位置を
 ピッチャーから離す”

形で懐を深くすると良いでしょう。

それでも、トップを大きくすると、
大振りにならないか不安だ
という人もいると思います。

そこで私がおすすめしたいのは、

“手のひらを上に向けながら、
 リストターンをしていく”

というように、
スイングを見直すことです。

実際にやってほしいのですが、
バッティングをする際には、、、

~~~~~~~~~~
1.前手の甲をピッチャーに
  向けるようにして、
  手首のコックを作る

2.トップを作ってから
  コックを戻しながら、
  スイングしていく

3.手首がターンしながら、
  インパクトをして、
  フィニッシュしていく
~~~~~~~~~~

という動きをしていきます。

この『手首のターン』に
注目してほしいのです。

『後ろの手の甲が上向きから
 スイングしていくにしたがって、
 反対に手のひらが上に向く』

というように、

後ろの手のひらが上に向けば
腕が脇にくっつくのが、
よく分かるはずです。

振りだしてから、
後ろ側の胸を過ぎるくらいで、
リストターンを始める。

そうすると、インパクトで
手首が返ってくるはずです。

そうすると、

○レベルスイングになるので、
 打率が上がってくる
○肘が曲がったまま
 インパクトできるので、
 当たりが強くなる
○自然なリストターンで、
 打球を打ち返せるようになる

という形で、
良い連鎖が続いていきますよ。

さて、本日は、

“トップでの正しい
 コックの作り方と練習法”

について、ポイントを
3つ紹介しました。

『トップの位置を
 やや後ろ側にとる』
『手首のコックを使う』
『手のひらを上に向けながら、
 リストターンをしていく』

これらに気を付ければ、
強い力で打撃ができるばかりか、
スイングスピードがあがります。

これだけでも見た目が
かなり良くなると思いますので、
挑戦してみてくださいね。

本日の内容が
少しでもお役に立てば幸いです。