✫強打量産のコツ!硬式でも通用する○○の動きとは?

今回は、
『硬式球でも強く打ち返せる
 バッティングのコツ』
についてお話します。

今は軟式野球をやっていても、
学年が上がった時に
硬式野球をしたいと思っている方は
多いのではないでしょうか。

そんな時に、変わらず
結果を出すために、

どちらにも有効なバッティングの
コツをお伝えしますので、
ぜひ、ご参考にしてください。

さて、硬式野球と軟式野球、
これは似て非なるもので、
勝手が違うと思われることも
多いのではないでしょうか。

そして、打撃にとって、
最も大きな違いは、
“ボールの重さ”でしょう。

軟式球が130gから
135g程度なのに対して、

硬式球は145g程はあります。

たった、10g程の差ですが、
ボールの硬さも相まって、

同じスピードの球であっても、
硬式球を始めて打ったときは、
「ズン」と重く感じるはずです。

そこで、答えを
先に言ってしまうと、

硬式で意識したいのは、

『コックを解く力
 =リストターンのしなり』
になります。

このリストターンこそが、
硬式球にも打ち負けず、
強い打球を打つための秘訣です。

まずは、お子さんのフォームを
一度ご覧になってみてください。

バットを構えてから、
始動していく際に、
グリップエンドが身体に向かって
出て行っていないでしょうか。

確かに、リストターンを
早めにすることができれば
ミートはしやすくなるのですが、

最後まで手首が返らないことで、
コックの力を最大限に
引き出すことができるのです。

だからこそ、
スイング中にヘッドやグリップが
どこに向いているか、

ということを気にしながら、
素振りをしてあげましょう。

ヘッドの位置や方向を
確認するポイントは、

・構えてコックを作る時
・スイングを始動した時
・身体の正面に両手が来た時
・インパクトの時

の4箇所です。

詳しくお伝えすると、、、

【構えてコックを作る時】
『構えてコックを作る時』は、
ヘッドは地面に向かって45度、

首の付け根と頭の頂点を
結んだ中間点を通るように
バットを構えましょう。

ヘッドがピッチャー側に
向くような形ですね。

この時、バットが地面と
垂直になるように構えると、
コックを作りにくいため、

手首の力だけでボールに
当てなければいけなくなります。

寝かせるよりはましですが、
ここでコックを作れなければ、
その後にいくら頑張っても、

リストターンの力が
弱くなってしまいます。

【スイングを始動した時】

さて、コックが作れたら次は
『スイングを始動した時』です。

“コック”を決めるのは始動。

構えた時にコックが出来ていても
始動で既にグリップエンドが
出て行ってしまっていると、

先に力が解放されてしまうので、
インパクトの力を
最大にすることはできません。

だからこそ、ここでは
『手首の角度を変えない』
ということを意識しましょう。

グリップエンドが
キャッチャーを向きながら
スイングを始動していく、
といったイメージです。

【身体の正面に両手が来た時】

さて、スイングしてきて、
『身体の正面に両手が来た時』。

ここで手首の返しを我慢して、
溜めることができていれば、
まだヘッドはキャッチャーに向き、
ベースよりも後ろ側にあると思います。

右バッターでしたら、
グリップエンドが
一塁側に向いている形ですね。

ここから一気に力を解放し始めます。

【インパクトの時】
そして、ここまでの
ポイントを通過し、

『インパクトの時』には、
身体の前側にヘッドが来ていれば
リストターンとしては完璧です。

ボールを正面で捉えれば、
センター側に強い打球を
打つことができます。

この、反発を使ってパチンと
ヘッドを前に出す感覚が
身に付いていれば、

多少力がなかったとしても、
スイングスピードが上がり、
強い打球になるのです。

さて、いかがだったでしょうか。

まとめてみますと、
右バッターの場合、

~~~~~~~~~~~~~
【構えてコックを作る時】
<ヘッドがピッチャーに向く>
     ↓
【スイングを始動した時】
<グリップがキャッチャーに向く>
     ↓
【身体の正面に両手が来た時】
<ヘッドがキャッチャー、
 グリップが一塁側に向く>
     ↓
【インパクトの時】
     ↓
<ヘッドが身体の前に、
 正面でボールを捉える>

※左バッターだと、
 身体の正面に両手が来た時、
 グリップが三塁に向きます
~~~~~~~~~~~~~

という形になりますね。

如何にスイングに逆らわず、
溜めた手首を解放するかは、

練習を何度も重ねなければ、
中々身に付いていきません。

これは実際にボールを打つと、
チェックをしにくくなりますので、
ゆっくりポイントを確かめながら、
素振りをしていくと良いと思います。

ぜひ、試してもらえれば、
硬式でも十分に飛ばせる、
強い打球が打てるはずですよ。

体格や筋力に関係なく、
良い打球を飛ばす為に、
非常に重要になりますので、
意識して練習してくださいね。

本日の内容がお役に立てば幸いです。