✫キレと制球を伸ばす体重移動”の4ポイントは必見です!

“踏み込み足を安定させる
 ピッチングの体重移動”

について解説していきます。

ピッチングのバランスが悪いと

●コントロールが安定しない
●体重がボールに乗らない
●背中が反ってしまい、
 余計な負担がかかる

などの問題がおきますので、
早めに直していきましょう!

まず、フォームが崩れていないか、
確認して頂きたいことは

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前足を上げたときに
かかと側に体重がのっていないか?
~~~~~~~~~~~~~~~~

ということです。

足を上げる、つまり、
ピッチングの
入り口の部分ですね。

この段階でのバランスは
ピッチングにおいて非常に大切です。

もし、今の段階でかかと重心に
なっているのであれば、

かかとではなくつま先の方に
重心を置くように意識しましょう。

それでも状況に
変化が見られなければ、

少しだけ前屈みになると
反りはなくなってくるでしょう。

まずはこの「立つこと」から
意識してみてください。

バランスよく立てるようになったら
次は
『グローブの上げ方、引き方』に
意識を置きましょう。

身体が反ってしまう場合、
後ろに引く意識が強いという
ことが考えられます。

腕を引きすぎてしまうと
どうしても上体は反る形になります。

前に出したグローブを
後ろに引きすぎないように
注意してみてください。

後ろに引くのではなく
胸でストップするような
イメージです。

「グローブの使い方だけで
 そんなに変わるかな…?」

と思うかもしれませんが、

ここを直さないと
前足に体重を乗せることは
出来ません。

ここも意識して
なおしていきましょうね。

ここまで出来るようになったら
今度は
『軸足に体重を乗せる練習』
をやっていきましょう。

踏み込んだ足の股関節に
体重を乗せる練習です。

具体的な方法を
説明していきますね。

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1.踏み込む方の足を軽く曲げて
  片足で立ってください。
  ※右投げなら左足で立つ

2.片足で立つと残りの手足が
  浮いた状態になります。

3.浮いている手足を
  歩いているときのように
  前後に振りましょう。
 (グローブと浮いている足を
  一緒に前に出すイメージです)

4.振り子のように手足を振って、
  投げる手が後ろに来た瞬間に
  ピッチングの体勢に入ります。

5.そこから片足に乗ったまま
  ピッチングの動作を行いましょう。

6.投げ終わった後も
  片足で立てるようにします
~~~~~~~~~~~

この練習で大切なことは
足よりも股関節に体重が
のっている感覚です。

股関節に体重がのれば
必然的に軸足に体重がのってきます。

この方法をキャッチボールに
多く取り入れてみてください。

実際に投げながら
体重をのせる感覚を掴むのです。

では最後に、
トレーニングに関して
お伝えしたいと思います。

やって頂きたいのは
下半身のトレーニングです。

『ランジ』という
大きく足を踏み出すトレーニングを
50歩行いましょう。

ランジにもいくつか
バリエーションがありますが、

今回のランジでは
大きく一歩踏み込んだら、
その体勢のまま次の一歩を
前に踏み出してください。

どんどん前に
進んでいく感じですね。

トレーニングなので、
後ろ足のひざが地面につくか
つかないかくらいまで
しっかりと前に踏み込みます。

これを2セット頑張りましょう。

出来るようになってきたら
3セット、4セットと回数を
増やしていってください。

ピッチャーなので
このランジは毎日やって、
下半身を鍛えましょう。

ランジの時の姿勢も
意識することで、
踏み出し足の形も
改善されていきます。

理想のピッチングを
実現するためにもしっかりと
取り組んでください。

これらの練習やトレーニングで
股関節に体重がのってくると、

○フォームのバランスが安定し、
 コントロールが良くなる

○リリースポイントが
 バッターに寄り、
 球持ちが良くなります。

○同じボールを投げても
 ボールを放す位置が違うので
 キレが良くなる

といった利点が多くなりますよ。

さて、本日の内容をまとめます。

本日は、

“踏み込み足を安定させる
 ピッチングの体重移動”

を改善するために、

・前足の上げ方
・グローブの上げ方、引き方
・軸足に体重を乗せる練習
・下半身のトレーニング

まで、お伝えしました。

コントロールが良くなって
さらにボールにキレが出る。

しっかりと練習すれば
こんな良い結果が待っているので
ぜひ取り組んでみてくださいね!