✫ 胸を張るとコントロールが悪くなる?正しい胸の張り方とは?

『正しい胸の張り方』について解説していきます。

「胸を張ろうとすると、
 コントロールが逆に
 悪くなってしまった」

ということも聞きます。

しかし、結論からお伝えすると、
胸を張ること自体は
悪くありません。

ただ、胸を張る
ポイントが少しズレて
しまっているのでしょう。

胸を張ることができないと、

●球離れが早くなったり…
●コントロールが悪くなったり…
●ボールに力が伝わらなくなったり…

ピッチングへの悪い影響が
大きくなってしまいます。

きちんと胸を張れば
そうした点も改善され、
球速やコントロールも
より磨かれていきます。

意識を変えるだけで
改善はできるので、
ぜひ頑張っていきましょう。

では解説に
入っていきますね。

さて、胸を張ろうとすると
コントロールがつかなく
なってしまう場合は…

『どのタイミングで
 胸を張ろうとしているか?』

ということを
チェックして頂きたいです。

ひょっとすると、
どのタイミングでというのは
あまり考えたことが
無いかもしれません。

しかし、
この意識がずれてしまうと
しっかりと胸を張ることは
難しくなってしまいます。

胸を張るポイント、
それは、
~~~~~~~~~
ピッチングの
一番最後の段階
~~~~~~~~~
になります。

ピッチングではまず
足を上げますね。

そこから
踏み込んだ足が地面について
トップから腕を振っていきます。

胸を張るのは、
このトップから腕を振るまでの
タイミングです。

つまり、
肩が上がりきってからの
話になるというわけです。

胸を張れと言われて
かえって悪くなる選手には

“足を上げて立ってから
 トップをつくるまで”

のタイミングで
胸を張っている選手が多いです。

胸を張るとそこで
力が入った状態になります。

これが早いと意識的に
正面に向くのが早くなり、

身体が開いてしまいます。

また、胸が張っていないと
しなりも出てきませんし、

そもそも胸を張りながら
ヒジを上げるのは難しいですよね。

だからこそトップまでは
胸を張る必要はないのです。

リリースのときに
トップから胸を張って
前に出るイメージを持ちましょう。

これで胸を張るポイントは
何となくわかって頂けたと思います。

トップを作ってから胸を張る、
これは徹底するようにしてください

ただ、『胸を張る』という
ことば通りに実践しようとすると
かえって混乱してしまうと思います。

「ここで胸を張るぞ!」
と意識をしても、
具体的にどうしたら良いのか
よくわからないですよね。

そのため、
あえて胸を張ろうとするのではなく

~~~~~~~~~~~~~~~~
投げる方向を最後まで
しっかり見ることを意識しましょう
~~~~~~~~~~~~~~~~

そうすることで、
胸は自然と張ってきます。

目線を下に反らすと
胸を張って投げることは
できませんからね。

最後まで目標を見ることで
体をぐーっと張りながら
前に投げることが出来るようになります。

そういうイメージで
投げるようにしましょう。

変に意識しすぎる
必要はありません。

胸が張れるようになると
次第に腕にしなりが出てきます。

最後まで目標を見るので
コントロールも改善されてくるでしょう。

もし胸が張れていない、
張っているけどいまいち
しっくりこない場合には

本日のポイントを
実践してみてくださいね。