✫ 有名選手に学ぶ!目標を現実に変える“正しい夢の抱き方
『目標達成を確実にする考え方』について、お話ししたいと思います。
「息子が目標を達成するために何か助けてあげたいのですが、
どうしたらいいですか?」
というお悩みを頂きました。
お子さんが自分の目標を達成して嬉しそうな顔を見るのは、
お父さんお母さんにとっては本当に喜ばしいことです。
しかし、中々現実は甘くないですし、全ての目標が叶うということは
めったにはないでしょう。
それでも、
サッカー日本代表の本田選手やイチロー選手のように、
子供のころからの目標を見事に達成している人たちもいます。
そこで本日は目標の達成をより確実に、現実的にするための
願望の作り方をお伝えしますので是非ご覧になってください。
本田選手やイチロー選手の卒業文集を読んだことは
あるでしょうか?
彼らの卒業文集はくしくもこれからご紹介する考え方を最も良く表しています。
早速、イチロー選手の卒業文集を一部抜き出しますと、
以下のような形になっています。
===================================
(中略)
僕は3才の時から練習を始めています。
3才から7才までは
半年くらいやっていましたが、
3年生の時から今までは、
365日中360日は、
激しい練習をしています。
だから1週間中で友達と遊べる時間は5~6時間です。
そんなに練習をやっているのだから、必ずプロ野球選手になれると思います。
(中略)
===================================
いかがでしょうか。
この卒業文集にはその後も年俸や打率、数値が非常に具体的に書かれています。
ある有名な心理学者は、
『願望は具体的であればあるほど、達成する確率が高くなる』
と彼の著書の中で述べています。
このイチロー選手の文集のように
“漠然とした願望ではなく、具体的な願望を持つ”
ということが本日のお話のメインであり目標を達成するために、本当に重要なことなのです。
「なんで具体的な願望を持つ必要があるんだろう?」
「理想を掲げたほうがよい結果になりやすいのでは?」
と思われるのも当然だと思いますので順を追って解説していきます。
それではまず、ある3人が子どもの授業参観に着る服を買いに行く場合を例にとって考えてみましょう。
Aさんは、「このお店良さそうだな」
と思って、ある服屋に入りました。
良い服は色々あって、目移りしてしまうのですが、
店を一通り回って迷った挙句に結局、買わずに出てきてしまいました。
Bさんは、
「何か良い服がないかなー」
と思って、常連の服屋に行きました。
入ると良い服がたくさん入荷しており、手に取ってみていくうちに
かごが一杯になっていました。
結局全て購入したものの、目的と違う服も混じっており、
いつのまにか着ないことが多くなってしまいました。
Cさんは、
「今日は黒のジャケットを買おう」
と考えて、売り場まで事前に調べて、その店を訪れます。
他の服には見向きもせずに売り場に向かい、目的のジャケットを手に取り、会計をササッと済ませて帰りました。
ここまでご覧になったらお分かりかもしれませんが、
Cさんは、
1、自分の目標を具体的にし、
2、目標から逆算して時間や買う場所、何を買うか
などを明確にしていました。
結果として、
『子どもの授業参観に着ていく服を買う』
という目標を一番早く
達成することができたのです。
もちろん、Aさん、Bさんが
目標を達成できていない
というわけではありません。
しかし、目標を達成するために、
何が必要なのかを考えて、
“黒のジャケット”
という願望をより具体的にしたCさんは迷わずに自分の欲しいものを
手に入れることができました。
具体的にすれば、
◆目標を達成する
可能性は高くなる
◆目標まで迷わないので、
最短で動くことができる
というように、より早く、より確実に目標が達成できるのです。
これを野球の練習で言い換えるとすると、
「今日は昨日よりも上手くなろう」
と考えて入るのは、具体的に何を頑張れば分からないでしょう。
しかし、
「守備が上手くなりたいから10球連続でゴロを捕れるようになろう」
と考えて入れば、目標は非常に具体的で分かりやすいですよね。
そのために、
「だったら、コーチにノックをお願いしよう」
「チームの上手い選手をお手本にしよう」
「ゴロが捕れていないから居残りで練習をしよう」
など、実際の行動も
変わってきます。
曖昧な願望をもって、練習をするよりも、
具体的な願望を持つ方がより上達は早まるのが分かって頂けると思います。
それでは、本日の内容をまとめます。
本日は目標達成を確実にするために
“漠然とした願望ではなく、具体的な願望を持つ”
という考え方をご紹介しました。
具体的な願望を元に
行動をしていけば、
◆目標を達成する
可能性は高くなる
◆迷わずに最短で
動くことができる
目標達成を確実にできますので
是非一度考えてみてください。