✫ 【親御さん必見】生まれつきのセンスを超える秘策とは?

“運動神経と野球センスの磨き方”について解説をしていきましょう。

先天的に身に付くものももちろん多分にありますが、
磨くことは十分に可能です。

ぜひ、ご覧になってみてください。

まずは、「運動神経が良い」という表現について説明します。

運動神経が良い言われる選手は、

『身体を動かす原動力、筋肉の繊維が多い』
ことが非常に多いです。

生まれながらにして、筋肉の繊維(束)数が他の選手よりも多いのです。

当然、トレーニングをした際、100本より110本の
筋肉の繊維を持っている選手の方が太くなりやすいです。

また筋力があって、運動能力が高くなる為、上達速度も早くなり、

そのことからも相対的に運動神経が良いと言われる面もあります。

ここまで聞くと、筋肉の繊維の数という極めて先天的な要素から、

「運動神経は鍛えられないのか」
と思われるかもしれませんが、
そんなことはありません。

技術をはじめその他の能力で充分に補えるのでご安心ください。

例えば、『運動神経が良い』選手には

小脳の機能が高い状態にある選手も挙げられます。

サッカー選手で言うなら、小柄でも巧みなボール捌きで選手を次々と抜いていくメッシ選手のようなイメージです。

小脳は身体の動きを制御する働きがあり、小脳の機能が高いと
それだけ自分の身体を思い通りに動かすことが出来るということなのです。

特に小中学生ではこの小脳の“神経と筋肉の連動能力”が目覚ましく発達します。

正しいフォームを覚えさせるには、もってこいの時期ともいえるでしょう。

そして、身体を動かす中で小脳の機能が上がると、脳でイメージした動きを筋肉で再現しやすくなります。

そのため小中学生では、複雑に身体をコントロールする練習はどんどん行って頂きたいところです。

では、小脳の機能はどうすれば鍛えられるのかというと、、
『想像力』『思い込み力』にあります。

その理由を示す、面白い研究があるので、ご紹介しましょう。

ある運動をテレビで見たときに脳の活動部分を調べたところ、
アスリートと一般成人では大きく違うことが分かりました。

アスリートはテレビを見ながら共に競技を行っている感覚に陥り、
実際に脳の活動量が高まりました。

対して一般成人の脳にはスポーツの映像を見ても
アスリートのような活動を脳が示すことはありませんでした。

自身の経験が多くあればあるほど、運動を見た時の脳の活動レベルが
上がっていったのです。

また、そのようなアスリートは映像を通じて成功体験を重ね、
成功を疑似体験していた、という研究もあります。

例えば、体操の世界チャンピオン、内村航平選手は

「子供の頃から演技でジャンプをして着地するまでの
 映像が頭の中で鮮明に見える」
と言っています。

彼のように子供の頃から理想のフォームのイメージが
正確に出来るのは驚きですが、そのくらい想像力が高く、
正確に状況を把握できるのが内村選手の凄さなのですね。

この事例から私たちが学べるのは、

・運動で小脳との連動を高める、
・良いプレーを見て、選手の状況や成功を疑似体験する

これらを行うことでお子さんの
野球センスを高めることができる、
ということです。

そこでオススメなのは、ピッチングでもバッティングでも、自分のフォームを見直すこと。

最近はスマートフォンでも映像を手軽に撮影できますので、お子さんのフォームを撮影して確認してみましょう。

プロ選手ではなかなか想像力も効きづらいかもしれませんが、

○運動のイメージをして、
 身体と脳の連動を高められる

○成功を疑似的に経験できる

といった形で自分の身体である分、想像力は働かせやすいはずですよ。

自分のフォームを映像で見る】

◇前から見たフォーム
◇横から見たフォーム

2方向から撮影することでより立体的で鮮明なイメージを持って、
振り返りとチェックを繰り返しましょう。

注意点としては、鏡などを用いてやるフォームチェックでは、
不十分なことがあります。

首や目線などが実践と違って、フォームがおかしい場合も
あるからです。

出来るだけ親御さんが協力してあげながら、是非、行ってみてくださいね。

さて、本日の内容を
まとめますと、、、

本日は、

“運動神経と野球センスの磨き方”

について解説しました。

先天的に決まっている

『筋肉の繊維の数』

は変えることはできませんが、

『想像力』『思い込み力』によって、

小脳の力を鍛えることはできます。

○運動のイメージをして、
 身体と脳の連動を高められる

○成功を疑似的に経験できる

といった形で育んでいけば、
プレーの再現性、正確性が上がり、
運動神経を伸ばすことは可能です。

是非、本日の内容を基に
挑戦してみて下さいね。