“あの冬競技”が強打に繋がる驚きの理由とは?

『打撃のパワーを引き上げる
 ジャンプトレーニング』

について解説をして
いきたいと思います。

基本的には、
『筋トレ』と『技術練習』は、
どちらかではなくバランスよく
行っていくのがベストです。

普段、技術練習が多いなら、
本日のトレーニングを
実践してみてください。

野球にはない動きですので、
新鮮で身体全体の力を
引き上げるのに役立ちますよ。

さて、
「えっ!なんで打撃の強化で、
 ジャンプトレーニングなの?」
と意外に思われたかもしれません。

しかし、実は

・腕立て伏せをして
 腕力を鍛える
・腹筋で体幹を鍛える
・スクワットで足を鍛える

といったトレーニングは、
“筋肉の使い方を覚える”
という点では、
有効ではない場合があります。

時々、『重いバットを振る』
という練習がありますが、
あの目的は筋トレではありません。

5kgのバットを振れば、
筋肉はつくかもしれませんが、
非常に遅い動きになりますからね。

見た目に筋肉がつかなくても、
少し重いバットを振ることで、

“力を入れてスイングをする
実践的な筋力の使い方を覚える”

という意味合いがあります。

『実践的な力の使い方』、
というと抽象的に聞こえますが、
言い換えるならば、

・瞬発力
・バネ
・基礎的なパワー

と言えると思います。

瞬発力はつけるというよりも、

“一瞬で大きな力を使う感覚”

を覚えさせていくことで、
引き上げることができます。

そして、最初に戻りますが、、
この瞬発力の感覚を
覚えるのに有効なのが、

『スケーティングジャンプ』

という種目です。

方法としては、、、

~~~~~~~~~~~~~
左足1本で立って、
右手を前に左手を後ろにして、
走るような恰好を作ります
     ↓
力を入れて右側に大きく飛びます
     ↓
着地したら、身体を捻じって、
左手で右膝を触りましょう。
この時右手は後ろ側に引きます
     ↓
今度は左側にジャンプして、
着地したら右手で左膝を触ります
     ↓
これを繰り返していきます
~~~~~~~~~~~~~

という形ですね。

これを右1回、左1回、
という数え方で、
10往復を1セットにして
行ってみてください。

ジャンプして、交互に膝を触る
というイメージです。

このときに注意したいのは、

●上に飛ばないようにする
●1回ごとに止まらず、
 素早く切り返す

ということです。

あくまで筋トレというより、
『捻じりを入れながら切り返す』
という動きが、

バッティングの
『始動で腰を返していく』
という動きの練習になります。

『ジャンプして身体を切り替す』

という動きですと一度に
思い切り力を使えます。

瞬発的な筋肉の使い方が
身に付いてくるのですね。

このジャンプの動きは、
色々なトレーニングに
有効活用することもできます。

例えば、膝を触る動きを、
つま先まで下げると、

“守備での捕球体勢など、
中腰で切り返すスピード”

がついてきます。

もし、守備の強化もしたい、
ということでしたら、

◇膝を触るタイプ
◇つま先を触るタイプ

と分けて、
トレーニングすることを
おすすめします。

ゆっくり力を使うと、
確かに筋肉はつくのですが、
その分、実践での動きとは
離れてしまうことが多いです。

ぜひ、

○始動で腰を切り返す
 スピードを早める
○瞬発的に力を出して、
 インパクトを強める

といった打撃の強化に関わらず、
ジャンプトレーニングで
瞬発力をつけてほしいですね。

ただし、注意点としては、
ジャンプの着地時の捻挫には
十分気を付けてください。

滑ってしまうので、
足を内側に捻じることで、
捻挫がしやすいので、

足がグリップするところで
行うようにしてくださいね。

さて、本日の内容を
まとめますと、、、

本日は、

『打撃のパワーを引き上げる
 ジャンプトレーニング』

について解説しました。

“力を入れてスイングをする
実践的な筋力の使い方を覚える”

という意味で有効な
トレーニングになりますので、

○始動で腰を切り返す
 スピードを早める
○瞬発的に力を出して、
 インパクトを強める

という打撃強化のためにも、
ぜひ、実践してみてくださいね。

是非、本日の内容を基に
挑戦してみて下さいね。